サバレンカ使用ラケット紹介!ウィルソン ブレード98 18×20 V9限定モデルあり

今回は2025年USオープンで活躍中の女子シングルスナンバー1「アリーナ・サバレンカ」の使用しているラケットについて解説レビューをしていきます。
まず情報として、ウィルソン「ブレード」というラケットは使用しているプロの数が非常に多いラケットです。世界のトップ100位以内の男女の選手200人中50人が使用しているらしいのです。いいラケットということは間違いないはずです。
気性が荒い事で知られていたサバレンカだが最近はうまく感情をコントロールしてタイトルを獲得している。女優のような顔立ちとは裏腹にテニスは豪快なプレーが多い印象です。
今回はそんなサバレンカを支えるラケットウィルソン「ブレード98 18×20 V9」について解説していきます。
サバレンカ使用ラケット「ブレード98 18×20 V9」スペック
サバレンカはウィルソンのブレード98を愛用している。それではあの強烈なフォアハンドを生み出しているラケットのスペックについて見ていきます。
ブレード98 18×20 V9スペック | 数値 |
フレーム厚 | 21.0/21.0/21.0mm |
フェイス面積 | 98インチ |
サイズ/レングス(長さ) | 27インチ |
ストリング・パターン | 18×20 |
重さ(ウエイト) | 平均305g |
バランス | 平均32cm |
グリップサイズ | 2・3・4 |
アリナ・サバレンカが使用している「Wilson Blade 98 18×20 v9」は強打時の面ブレを抑えつつ、ボールを低〜中弾道でボールを打っていけるのが特徴のラケットです。とりわけ18×20の密なストリングパターンと21mmのフレーム厚は、予測しやすい打ち出しと軌道管理に優れ、ライジングやカウンターで強さを発揮します。
女性選手がこの98インチスペックを使用しているのは珍しいケースだと感じています。またストリングパターンも18×20の細かいストリングパターンなので難易度はかなり高いラケットだと思います。
サバレンカとブレードについて補足を。彼女は「Blade 98(18×20)」を公式に発表していますが、ツアープロの多くと同様、実戦ではプロストック(過去世代のブレード系を塗装した個体)を用いている可能性はあります。つまり市販品と外観は同じでも、中身や細かなチューニングは非公開という前提です。とはいえ、コントロール重視の98/18×20というスペックは共通で、彼女の“叩いても収まる”プレーを支える方向性は市販V9でも再現できます。
あさけんテニスチャンネルさんの「ブレード98 18×20 V9」解説動画
あさけんテニスチャンネルさんが詳しく解説してくれていますので、よければこちらの動画もご覧ください。
使用者レビュー
- スピード・パワー・コントロールどれを取ってもいいラケット。またボールがガットに当たった際に面ブレも少ない為、コントロールがしやすい。振り抜きもよく、いい意味で適当に打ってもいい球が飛んでくれる。
- 98インチで飛ばない不安もあるかと思うがしっかりと飛んでくれる。しかしながら、「ブレード98 18×20 V9」は上級者向けのラケット。強打のリターンやライジングのカウンターで面が暴れにくい、しっかりと面に当てて感覚でコースの深さと幅を細かくコントロールしたいプレーヤーにおすすめ。
- スライスは伸びる低弾道を打ちやすく、ネットでも取り回しがしやすくボレーしやすい。しかし、面が小さいので難易度は高め。
- 18×20は回転のアシストが少ない為。スピンを自分でかけていくよりも、面にしっかりと当ててフラットドライブでコントロールしていくタイプのプレーヤーにおすすめ。
※あくまで個人の感想なので参考までに見てもらえればと思います。
2025年USオープン限定ブレード98「Fighter Edition(ファイター・エディション)」
USオープン限定モデルのブレード98も出ているのですが、こちらはストリングパターンがサバレンカが使用しているものと違います。スペックも載せておきます。
ブレード98「Fighter Edition(ファイター・エディション)」 | 数値 |
フレーム厚 | 21.0-21.0-21.0mm |
フェイス面積 | 98インチ |
サイズ/レングス(長さ) | 27インチ |
ストリング・パターン | 16×19(サバレンカモデルとの違い) |
重さ(ウエイト) | 平均305g |
バランス | 平均32.0cm |
グリップサイズ | 2のみ |
2025年USオープンでは、彼女と共同デザインした「Fighter Edition(ファイター・エディション)」がSNSなどで話題になりました。こちらはカラーリングが特別仕様で、市販は16×19のみの展開(=ややスピン・パワー寄り)です。
どちらを買うか悩んだ際は、用途に合わせて“打ち出しの高さと回転量を取りたいなら16×19、軌道と面安定を最優先なら18×20”という選び分けがいいかもしれません。 またグリップサイズに関しても限定モデルは2番しかないので、3番以上が良い方は注意が必要です。
サバレンカ使用ストリング
サバレンカが使用しているストリングに関しては、チャッピー(チャットGPT)調べでは全部アルパワーでした。しかしUSオープンの画像をアップで見てみると縦はアルパワーだと思うのですが、横糸はあきらかに色が違います。
横糸は不明ですが、確認でき次第また更新します。
※横糸はルキシロン エース1.12mmゴールドという情報がありました。
最後に(まとめ)
今回はサバレンカが使用しているラケット ウィルソン「ブレード98 18×20 V9」について解説していきました。
ウィルソンのブレード自体トッププロの間で人気のラケットで使用率も高いですが、サバレンカも使用しているようにトップで戦うには必要な要素の詰まったラケットです。
サバレンカのようにベースラインから主導権を握り、リターンやカウンターで相手を押し返したいなら、ウィルソン「ブレード98 18×20 V9」は非常に心強い選択肢になります。
逆に、回転量のアシストや楽な持ち上がりを重視するなら、同シリーズの16×19や他100平方インチ系を検討してもよいでしょう。
また人気シリーズは限定のモデルも出やすいので、色違いの同じラケットを探している人にもいい選択肢になるかもしれません。
今回はここまでになります。また選手が使用しているラケットを紹介していきますのでよかったら見にきてください。
ここまで見ていただきありがとうございました。