ヤニック・シナー選手の経歴と使用ラケット徹底解説!HEAD SPEED MP

genjuneko

今回はヤニック・シナー選手の簡単な経歴と使用ラケットについて解説していきます。2025年9月時点のUSオープン決勝でカルロス・アルカラスに負けてはしまったものの全豪・全英オープンでは見事優勝!今後の活躍を期待せずにはいられない選手です。

ヤニック・シナー選手経歴

ヤニック・シナー (Jannik Sinner英語発音: /ˈjænɪk ˈsɪnər/[1]2001年8月16日 – ) は、イタリアサン・カンディド出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス1位、ダブルス124位。これまでにATPツアーでシングルス20勝、ダブルス1勝を挙げている。身長191cm、体重77kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

2歳半で初めてラケットを握り、3歳の頃にテニスを始めた。しかし、幼少期はイタリアスキーのジュニアチャンピオンに輝いた功績を持つほどスキーに熱中し、テニスに本格的に取り組むのは13歳になってからであった。

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ヤニック・シナー&action=edit&section=2&editintro=Template:BLP_editintro より引用

ヤニック・シナーは2025年9月時点で24歳です。幼少期からテニスには携わっていたようですが、メインで活動していたのはスキー競技だったようです。しかも戦績はスキー界でジュニアチャンピオンになった程の実力者なんです。さらに意外なのは、なんと13歳まではスキーに専念しておりテニスはそこから本格的に始めたとのこと。

やはりテニスに関しても才能があったのはそこからメキメキ成長し2018年なんと17歳にしてプロに転向。翌年の2019年にはATPツアーで準決勝進出しています。

その後は着実にステップアップを重ね、2024年6月10日にはイタリア人として史上初のATPランキング1位に到達。21世紀を代表する次世代スターとして、カルロス・アルカラスと並び「ポストBIG3」時代を牽引する存在となっています。


大会優勝実績

シナーはすでに数々のタイトルを獲得しています。キャリアは20代前半にしてグランドスラム4勝の戦績は歴代トップクラスで、24歳という年齢を考えるとまだまだこれからも期待ができます。

  • ATPツアー優勝回数:シングルス 20勝(2025年時点)
  • グランドスラム優勝:4回
    • 全豪オープン:2024年、2025年
    • 全米オープン:2024年
    • ウィンブルドン:2025年(イタリア人男子初優勝の快挙)
  • マスターズ1000:マイアミ・オープンなど複数で優勝
  • 代表戦績:イタリア代表としてデビスカップでも貢献

この実績は、わずか20代前半で成し遂げたものとしては驚異的です。2025年はアルカラスとシナーの2強の年に感じました。アルカラスの他にまた新たな選手が出てくるかはまだわからないので今後さらにグランドスラム優勝数を伸ばしていくことが予想されます。

ちなみに現在グランドスラム最多優勝のジョコビッチ選手は、2011年の24歳の年にグランドスラム3勝を挙げ、さらにはマスターズでも5勝を挙げていました。


使用ラケット:HEAD Speedシリーズ

シナーはHEAD社と契約しており、最新モデル「HEAD Speed MP」を使用しています。しかし、プロ選手特有の“プロストック”と呼ばれる特注仕様が施されており、一般市販品とは異なるバランス調整が行われています。

ラケットの基礎スペックは以下の通りです。

ヤニック・シナー使用ラケットHEAD Speed MPスペック

項目内容
フレーム名HEAD Speed MP
ヘッドサイズ約100平方インチ
長さ27インチ
ストリングパターン16×19
フレーム重量(ストリングなし)約300g
バランス約320mm

HEAD Speed MP自体は初中級の男性でも使いやすいスペックになっています。

しかし、シナーが使用しているラケットはここから重量を増したり、バランスを変えたりすることであの強烈なストロークが実現しています。

意外なのは、ストリングパターンでフラット気味に打ち込んでいくプレーヤーは18×20を使うイメージがあったのですがシナーはしっかりと16×19を使っていること。ジョコビッチは後者のラケットを使用しているのでシナーはよりラケットに飛びと回転性能を求めているのかもしれませんね。


ストリングの選択

シナーが使用しているストリングは、HEAD社のポリエステルストリング「Head Hawk Touch」らしいです。

テンションは62ポンド前後に設定しているようです。ホークタッチは程よいホールド感でそこまで飛びすぎない、あっさりとした打球感をもつガットです。

もちろんその日の気候であったり、湿気であったりでテンションは前後すると思われます。


シナーのプレースタイルとラケットの相性

シナーは典型的なアグレッシブ・ベースライナー。シナーはベースラインから強烈なストロークで相手からポイントを取ります。

この武器を最大限に発揮するために、ラケットは「操作性」と「安定感」のバランスが取れるようにHEAD Speedのベースを活かしつつ、プロストックならではの微調整で、シナーのプレーをサポートできるようなスペックにしているようです。


最後に(まとめ

今回はヤニック・シナー選手の経歴・ラケットついて解説していきました。

ヤニック・シナーは2025年9月時点すでに4つのグランドスラムタイトルを獲得しており、世界1位に上り詰めた現代テニスの象徴的存在です。使用するラケットはおそらくHEAD Speedシリーズをベースにしたプロストックモデルであり、強烈なストロークを安定させるためにカスタム調整が施されています。

彼の成功は才能や努力はもちろんのこと、プレースタイルにマッチしたラケット選びにも支えられていると言えるでしょう。今後さらにシナーが歴史に名を刻むのは期待せざるを得ず。今後の活躍にさらなる期待が持てます。

今後もテニスプレーヤーの使用ラケットについて解説等していきますので、興味のある方は見に来てください。

ここまで見ていただきありがとうございました。

ABOUT ME
ゲンジュ
ゲンジュ
テニス関連ブロガー
30代福岡出身。テニスの最新情報を皆様にお届けすべく、日々奮闘中です。
趣味はテニスで、なんだかんだテニス歴は20年以上になります。そんな歴を活かしてテニスに関することを発信中です!テニスショップで働いていた事もありガット張りも自宅で行っています。
その他にも登山や投資もやっているのでぼちぼち呟いて行きます。
興味のある方は是非見にきて下さい。
記事URLをコピーしました