WilsonNewラケット Ultra tour解説レビュー

genjuneko

今回はウィルソンさんから新作ラケット『Ultra Tour』を解説していきます。前回は『Ultra』について解説したのですが、今回は『Ultra Tour』について解説とレビューしていきたいと思います。

※ウィルソン公式サイトより引用

『Ultra』とカラーは同じですが、加工が違います。『Ultra Tour』は光沢のある鮮やかなブルーが特徴です。また、日本のテニス界の英雄錦織選手の使用しているモデルなので『Ultra』と比べると使用の難易度は上がると思います。

それではスペックから見ていきましょう!

モデル別スペック・特徴

以前から錦織選手が使っていたラケットはトップヘビーなラケットが多く、おそらく今回もトップヘビーでストローカー向けのラケットになっていると思います。

また前作では95インチと100インチが設定されていましたが、今作は98インチのみになっています。

モデル名ヘッドサイズ重量バランスフレーム厚ストリングパターン適したプレーヤー層
ULTRA TOUR 98 V598in²約308g約32.5cm約22mm18×19上級者、繊細な操作性を求める層
ULTRA TOUR 98J V598 in²約290g約33cm約22mm18×19上級者、コントロール+回転重視

今回の『Ultra Tour』は全長が通常のラケットと違い27.25インチのロングモデルなっており、よりストロークにパワーが出るようになっています。この設定は『Ultra Tour』ではお馴染みの設定のなっています。

またストリングパターンは前作が16×20だったのが今作は18×19となっており、今作は錦織選手のパワーが欲しいという要望から95→98に変更。攻める時のパワーだけでなく、守る時にもパワーが得られているのが特徴です。

前作同様に標準モデルと軽量モデルの『J』が設定されており、ツアーモデルで軽量なトップヘビーラケットを求めているプレーヤーにオススメ。

試打インプレッションの傾向

『Ultra Tour98』インプレッション

打感がよくはっきりしていて硬めでシャープな打球感。ボールがインパクトしてからの飛び出しが綺麗に見える。フレームの剛性が高いので、フェイスの面がダイレクトに打球に反映される印象。

トップヘビーなこともあり、手首を返すとラケットヘッドが走る感覚がある。早めに攻めてポイントを取りに行く人にオススメ。

ストリングパターンが18×19で目が細かい為、飛ばないと思っていたがしっかりとボールが飛んだ。むしろストリングパターンのお陰で飛びが抑えられている印象。

ツアースペックゆえの打感の良さがある。フラット系の弾道でコントロールしていきたい人向け。

『Ultra Tour98J』インプレッション

Tour98よりも軽量ではあるが、決して楽なラケットではない。スピン量をコントロールしていきたい人向けのラケット。

Tour98Jは軽量なこともあり、しっかりラケットを振れる為スピンがかけやすい印象。

Tour98よりもラケットが軽量なことがあり、操作性は良くなっている。しかし、軽量な為ボールを潰すのが難しくなっている。

最後に(まとめ)

今回は『Ultra Tour』の2機種を紹介していきました。筆者としては錦織選手は今まで95インチを使っていたのが印象的で今作も同様に、、、と思っていたのですが良い意味で期待を裏切られました。

現状ツアーレベルの選手でも95インチのラケットを使っているのは中々見ることがなくなってきており、どんな選手もラケットにパワーを求めているのは印象にあります。

以前フェデラー選手がラケットの面をデカくした時も、そこからまた進化したフェデラー選手を見ることが出来ました。今回錦織選手がラケットの面をデカくしたことで進化して活躍していくことを期待しております。

筆者としても今作の『Ultra Tour』とても気になるラケットです。気になる方はぜひ一度試打をしてみてはいかがでしょうか?

ここまで見ていただきありがとうございました。

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ゲンジュ
ゲンジュ
テニス関連ブロガー
30代福岡出身。テニスの最新情報を皆様にお届けすべく、日々奮闘中です。
趣味はテニスで、なんだかんだテニス歴は20年以上になります。そんな歴を活かしてテニスに関することを発信中です!テニスショップで働いていた事もありガット張りも自宅で行っています。
その他にも登山や投資もやっているのでぼちぼち呟いて行きます。
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