ルキシロン アルパワーってどんなストリング?性能・使用プロ選手を徹底解説!
テニス界のレジェンド「ロジャー・フェデラー」も使用していた伝説のポリエステルストリング、アルパワーの魅力を余すところなくお伝えします!
※ちなみにフェデラーはナチュラルとアルパワーラフのハイブリッドでした。
※ストリングレビューについてはあくまで個人の感覚なので参考程度に見ていただけると嬉しいです。
アルパワーとは?
Luxilon(ルキシロン)アルパワーは、ベルギー生まれのストリングブランド「ルキシロン」が誇る、世界で最もプロに愛されているポリエステルストリングです。
登場以来、数え切れないほどの”アルパワー超え”を狙ったストリングが市場に溢れましたが、いまだにその地位は揺るぎません。**テニスツアーのベンチマーク(基準)**として君臨し続けており、ATPトップ100プレーヤーの60%以上がルキシロン製ストリングを使用しているというデータもあります。
基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ブランド | Luxilon(ルキシロン) |
| 素材 | ポリエステル(ポリエーテル+アルミニウム繊維配合) |
| 形状 | ラウンド(丸型) |
| カラー | シルバー(定番)、ブラック、オレンジ、オーシャンブルー、ライムグリーン |
| ゲージ | 1.25mm(16L)が定番(1.10mm / 1.15mm / 1.20mm / 1.30mmもあり) |
アルパワーの性能を徹底解説
コントロール&反発性能:これが最大の武器!
アルパワーの真骨頂はなんといってもコントロール性能と反発性能です。打ったところに行くコントロール性能と反発性能は最高の球速を出すことができます。プロたちが最大スピードでフルスイングしてもオーバーしないのは、このコントロール性能があるから。
フルスイングしても「飛びすぎない」という安心感が、より速いスウィングスピードを生み出し、結果的にスピンとパワーの両方が上がるという好循環が生まれます。スイングスピードに自信がある方はぜひ試してください。
打球感(ホールド感):最高のホールド感
アルパワーが他のポリエステルと決定的に違うのが打球感です。ポリエステルなのに「ボールが手に吸い付く感覚」があり、ボールを掴んでコントロールすることができます。
また打感はソフトでタッチ系のショットも非常にコントロールしやすかったです。
スピン:平均以上、でもスピン特化ではない
丸型(ラウンド)ストリングなので、スピン専用に設計された角形や表面加工ストリングほどボールを掴む力はありません。ただし、やはりポリエステルストリングなので普通以上のスピン性能は期待できます。
さらにスピンにこだわりたい場合はALU Power Rough(アルパワーラフ)という表面加工版もあります。プロの多くもラフを愛用しており、ロジャー・フェデラーがハイブリッドに使っていたのもこのラフタイプです。
耐久性とテンション維持
アルパワーのテンション維持性能はかなり低いという意見をよく耳にしますが、ポリエステルの中では平均ぐらいではないかと思っています。多くのプレーヤーが2〜3週間は快適にプレーできると報告しています。ただしプロは毎試合張り替えるため、一般プレーヤーとの感覚差はあります。
テンションが落ちてくると飛びが悪くなる傾向を感じました。自分のプレーで違和感を感じたら張り替えのサインです。
こんな人には向かない!
アルパワーは中〜上級者向けのストリングかなと個人的には思っています。
- 初心者・スウィングスピードが遅い方には合わないかも
- 肘・肩に問題がある方(腕への負担あり)
腕に不安がある場合は、テンションを1〜2kg下げるか、ナチュラルガットやナイロンマルチとのハイブリッドがおすすめです。
バリエーション紹介
| モデル | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| ALU Power(定番) | シルバー・丸型・バランス型 | アルパワーを初めて試す方 |
| ALU Power Rough | 表面加工あり・スピン特化 | よりスピンが欲しい上級者 |
| ALU Power Soft | 柔らかめ・腕に優しい | アルパワーの感覚で腕へのやさしさも欲しい方 |
アルパワーを使用しているプロ選手
ここが読者の皆さんが最も気になるところじゃないでしょうか!アルパワーはまさにテニス界のスター御用達ストリングです。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
ジョコビッチはメインにナチュラルガット、クロスにアルパワーを張るハイブリッドセットアップを使用。テンションはおよそ縦59〜61lb横57〜59lb言われています。現在は多少の変化は見られるかもしれません。ナチュラルガットの柔らかさとアルパワーのコントロールを組み合わせたこのセットは、プロの中では定番なのかもしれません。
ロジャー・フェデラー(スイス・引退)
フェデラーが長年使い続けたのが**ナチュラルガット(メイン)+アルパワーラフ(クロス)**のハイブリッドです。テンションは縦約59lb・横56lb。アルパワーラフにすることでスピン性能をプラスしつつ、ナチュラルガットの打球感を活かすという絶妙なセットアップでした。フェデラーがこのハイブリッドを愛用し続けたことで、世界中のテニスプレーヤーにハイブリッドセッティングが広まったとも言えます。
アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)
女子No.1に君臨するサバレンカもアルパワーユーザー。彼女の爆発的なフォアハンドとサーブは、アルパワーの「フルスウィングしてこそ性能を発揮する」性能があってこそ成立しています。
ハイブリッドの使い方:プロに学ぶ応用セットアップ
プロの多くがアルパワーを「単独で全部張る(フルベッド)」のではなく、ナチュラルガットや柔らかいストリングとのハイブリッドで使うのには理由があります。
| セットアップ | 効果 |
|---|---|
| アルパワー(メイン)+ナチュラルガット(クロス) | 打球感・腕への優しさUP |
| ナチュラルガット(メイン)+アルパワー(クロス) | フェデラー・ジョコビッチ方式。最高の打球感とコントロールの融合 |
| アルパワー(メイン)+マルチフィラメント(クロス) | コスト抑えめ・腕への負担軽減 |
ハイブリッドにすると、腕への負担も減るのでとくにアルパワーが硬く感じる方に試してほしい張り方です。
まとめ:アルパワーはこんな人に最高のストリング!
【まとめ】ルキシロン アルパワー
ベルギー生まれのルキシロンが誇るアルパワーは、世界で最もプロに愛されるポリエステルストリングです。ATPトップ100プレーヤーの60%以上がルキシロン製を使用しており、「テニス界のベンチマーク」として長年トップに君臨しています。
最大の特徴は圧倒的な反発性能とコントロール性能。フルスウィングしても飛びすぎない安心感が、よりアグレッシブなスウィングを生み出します。さらにポリとは思えない吸い付くような打球感も唯一無二で、「柔らかくに手に優しい」という他のポリでは味わえない感覚が魅力です。
ジョコビッチ(ナチュラルガット+アルパワーのハイブリッド)、フェデラー(ナチュラルガット+アルパワーラフ)、サバレンカ、など世界トップ選手が愛用しており、信頼性は折り紙付きです。
テンションは普段張っているテンションよりも2〜3lb低めがいいかと思います。スピン重視なら表面加工版のアルパワーラフ、腕への負担を減らしたいならアルパワーソフトやナチュラルガットとのハイブリッドも選択肢に入ってきます。
ただし初心者やスウィングスピードが遅い方、腕に不安がある方には不向き。しっかり振れる中〜上級者にこそ本領を発揮する、まさに競技志向の方のためのストリングです。
参考:Tennisnerd.net、Tennis Warehouse、Tennis Only、Mouratoglou Academy 等
